地獄の映画録

「ここは地獄なのかよクソ!」が口癖の映画レビューです

今週のニュース①【2015/7/18~24】

 今までのように映画ニュースを1記事で1つ取り上げるのは、話を広げるのに限界がある上、記事の書き方としてもどうかなあと思ったので、これから個人的に気になったニュースを毎週末にピックアップしていく形にしようと思います。

 拾ってくるサイトは映画.comやナタリー辺りが情報の早さと量を兼ね揃えているので、主にその辺りから。人の褌で相撲をとる形になりますが、ちゃんと自分の文章も書くので大目に見てください。

 ニュースの順番は時系列とは限らず、恣意的です。

 

 昨年の東京国際映画祭でプレミア上映され、大好評だったというピーター・ボグダノヴィッチの新作「シーズ・ファニー・ザット・ウェイ」の待ちに待った日本公開日が決定した模様。

 御年75歳の監督。代表作「ペーパー・ムーン」(1973)は40年前の作品で、当時10歳にしてアカデミー助演女優賞に輝いたテイタム・オニールも50歳。本作も13年ぶりの新作となる。

 ホドロフスキー(86歳)やゴダール(84歳)、大林宣彦(77歳)、ジョージ・ミラー(70歳)らが率先して意欲的な(ぶっ飛んだ)映画を作っている昨今、ボグダノヴィッチ監督もむしろ脂が乗りはじめる年頃かもしれない。

 

ピクサーの長編16作目は恐竜が主人公「アーロと少年」2016年3月公開決定 : 映画ニュース - 映画.com

 現在「インサイド・ヘッド」が公開中のピクサー映画だが、続いて「アーロと少年」の日本公開がすでに決定している。隕石の衝突によって絶滅したと考えられている恐竜(ユカタン半島の巨大クレーターがその名残とされる)だが、もしも隕石が逸れて絶滅を免れていたら……というifの地球を舞台に少年と恐竜の冒険を描く作品。

 正直、タイトルからしても「ヒックとドラゴン」の2番煎じではないかと思ってしまうが、ピクサーが単なる後手に回るとも思えないので、恐竜好きな子どもだけではなく大人も胸躍るような物語を期待したい。

 昨年は「GODZILLA」も復活したし、今年は「ジュラシック・ワールド」(8・5日本公開)が世界歴代3位の興行収入を記録しているし、やっぱりみんな好きなんですよね恐竜。あっ、でも恐竜と怪獣は違うか。

 

キューブリックがアポロ月面着陸を撮影!? 都市伝説の裏側を描いたコメディ映画公開! : 映画ニュース - 映画.com

 新作といえばこんなものも。アポロ月面着陸陰謀説の中でもとりわけほら話に近いキューブリック撮影説を本当にアメリカ政府が依頼したものとして描くコメディ映画。

 よく聞くジョークとしては、完璧主義なキューブリックは実際に月面で撮影することにこだわって、結局月に行く羽目になったというオチがあるんですけど。どういうストーリーに仕立てるんでしょうか。気になるところです。

 

フェデリコ・フェリーニ監督「甘い生活」がリメイク : 映画ニュース - 映画.com

 リメイクのニュースで目についたのはフェリーニの「甘い生活」。しかし、今リメイクしてどうするのかという気がする。舞台を現代にするにしても、翻案してオリジナルで作ればいいのに。

 

ブラッド・バード監督デビュー作「アイアン・ジャイアント」がアメリカで再び劇場公開 : 映画ニュース - 映画.com

 アメリカでは「アイアン・ジャイアント」がリバイバル上映されるらしい。追加シーンもあるということで、Blu-rayに収録して発売してほしいな。笑って、泣けて、海外アニメで一番好きな作品です。

 

 映画祭関連ではこんな珍しいニュースが。日本では今年何かと問題になったドローン。そこから撮影した映像のみが対象の映画祭。

 ネイチャー・ドキュメント系の番組では欠かせない存在となっているドローンだが、最近ピストルを撃つドローンの映像が公開されるなど、良くも悪くもその可能性は未知数。映像作品という形で方向性を模索するのは、その未来を見定める意味でも良い効果をもたらすのではないかと思う。

 

 そして最後に、これからの季節にぴったりのニュースを一つ。

 

米独立系映画館、「ジョーズ」の水上上映会を企画 日本では12年に茅ヶ崎で実績 : 映画ニュース - 映画.com

※参考画像 

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 絶対に嫌だ。