地獄の映画録

「ここは地獄なのかよクソ!」が口癖の映画レビューです

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「神々のたそがれ」

遺作にして大作、そして怪作 アレクセイ・ゲルマン(1938-2013)はロシアの映画監督。生涯に残した作品は「道中の点検」(1971)、「戦争のない20日間」(1976)、「わが友イワン・ラプシン」(1984)、「フルスタリョフ、車を」(1998)、そして遺作となっ…

今週のニュース①【2015/7/18~24】

今までのように映画ニュースを1記事で1つ取り上げるのは、話を広げるのに限界がある上、記事の書き方としてもどうかなあと思ったので、これから個人的に気になったニュースを毎週末にピックアップしていく形にしようと思います。 拾ってくるサイトは映画.com…

「コングレス未来学会議」

現実と仮想、どちらに生きるか 「惑星ソラリス」で知られるスタニスワフ・レムの原作「泰平ヨンの未来学会議」を「戦場でワルツを」のアリ・フォルマン監督が映画化。未来のハリウッドを舞台に実写とアニメーションを駆使して描かれるドラッグムービー。 実…

室生犀星原作を石井岳龍が映画化 主演に二階堂ふみ

金沢の生んだ大正・昭和期の文人、室生犀星(1889-1962)晩年の小説「蜜のあわれ」(1959・新潮社)が、「地獄でなぜ悪い」「私の男」の二階堂ふみ主演、「狂い咲きサンダーロード」「ソレダケ that's it」の石井岳龍監督によって映画化、2016年公開されるら…

次世代型「女の子」映画3本立て

いまを生きる女の子と不可視な男たち 今年の四月某日に元町映画館で「ワンダフルワールドエンド」「世界の終わりのいずこねこ」「おんなのこきらい」の上映&トークライブ3本立てを見る機会があった。この3作品については役者やスタッフが一部かぶっていたり…

「ラブ&ピース」

©「ラブ&ピース」製作委員会 人と亀の織りなす愛の特撮コメディー 近頃やけに制作ペースの早く、評判もまちまちな園子温監督の新作。だが今回は原作ものではなく、「地獄でなぜ悪い」に続くオリジナルと来たら期待は高まる。 正直、あらすじも聞かず、予告…

「ディストピア映画20傑」にディストピア映画はいくつ入っているのか

ディストピア=暗くて暴力的な近未来? 米サイト選出「ディストピア映画20傑」1位に「ブレードランナー」、「AKIRA」は? : 映画ニュース - 映画.comeiga.com ディストピア映画20傑が選ばれたらしい。どういった映画が選ばれているのかは実際に記事を参照し…